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ガス焚き小型貫流ボイラ「SEシリーズ」リニューアルのお知らせ
株式会社サムソン(本社 香川県観音寺市 社長 吉岡 龍示)は、ガス焚き小型貫流ボイラ「SEシリーズ」(換算蒸発量:2000kg/h、2500kg/h、3000㎏/h)を2023年11月よりリニューアルいたします。
これまでのSEシリーズのデザインを一新し、ボイラ効率99%を標準化、ボイラ管理に必要な情報を集約した新インターフェイス「SE Monitor」の搭載等、「省エネ・省CO2」と「使いやすさ」を追求したボイラです。
製品特長① ボイラ効率99%を標準化!
高性能エコノマイザを搭載し、ボイラ効率99%を標準化いたしました。
お客様の省エネ・省CO2に貢献いたします。
★ボイラ効率96%から99%へ更新した場合
燃料費削減:924,000円/年
CO2削減量:14トン/年
★ボイラ効率98%から99%へ更新した場合
燃料費削減:157,000円/年
CO2削減量:2.4トン/年
試算条件:年間蒸気使用量:5,000t/年(2t/h×2台、3,750h/年、負荷率40%)
燃料 :13A(150円/m3N)、給水温度:55℃、蒸気圧力:0.7MPa、ブロー率:5%
製品特長② 新インターフェイス「SE Monitor」
ボイラの状態(圧力・水位等)を一目で把握できるマルチモニター機能、トラブルシューティング、取扱説明書、災害時の対応マニュアルなど、ボイラ管理に必要な機能・情報を1つに集約した新インターフェイス「SE Monitor」によって、管理担当者の負担を低減いたします。また、お客様のWi-Fi環境に接続いただければ、ボイラ室から離れた場所でも、ボイラの状況をリアルタイムで把握することが可能です。
現行モデルの特長は継承
製品特長③ 高性能・長寿命缶体構造
独自のマイクロファーネス缶体構造に、熱吸収のさらなる向上と、燃焼ガス流動の圧損低減を追求した新型フィン付水管を採用し、伝熱効率を大幅に向上しました。
また、水管にかかる熱負荷を均等化できる燃焼ガスフロー設計により、特定の水管で局部的に火炎が接触して過熱される心配がなく、高い耐久性を有します。
製品特長④ 高乾き度蒸気で省エネ
独自の「缶体構造」と「連動水位制御」により、乾き度99.5%を実現しています。
高乾き度の蒸気は、潜熱量が多いため、蒸気使用量を削減できたり、スチームトラップからのドレン量を減らすことができます。また、スチームハンマーの低減やアルカリ腐食の低減につながります。
製品特長⑤ 安心・安全設計
ボイラに装備された空焚き防止、安全弁など種々の安全装置の他に、給水・燃焼制御回路のフェールセーフ化による安全回路で、安全性を一段と強化しました。 また、各種センサーの装備により信頼性を向上しています。
予防保全機能として、モニターに異常発生前に点検内容をお知らせする機能も搭載しています。
製品特長⑥ 高性能バーナ
先混合方式超低NOxバーナー搭載により、NOx値40ppmを達成しました。
(O2=0%換算値、13Aでの実測値 室温30℃、湿度65%時 )
環境性に優れたバーナーでさらなる高出力化とハイ・ターンダウン化を可能とし、先混合方式のため、エアフィルターの点検・掃除などの日常作業は不要です。
製品特長⑦ 空気比安定制御
空気比安定制御とは、燃焼用空気温度の変化に基づき、送風機モータを制御しているインバータの周波数を自動的に補正する制御機能です。自動的に最適空気比で運転を行い、高いボイラ効率を維持します。(省エネ効果)
製品特長⑧ 交替パイロット制御(オプション)
メインバーナーが燃焼停止した場合にも、パイロットバーナーは燃焼を継続します。
その後、バーナーを再点火する場合は、プレパージ工程の必要がなく、瞬時にメインバーナーに燃焼移行することが可能です。
加硫缶・発泡スチロール成型器等、急激に蒸気を使用されるお客様に最適です。
ボイラ発停による蒸気圧力低下を回避します。
製品仕様
項目 | 単位 | SE-2000WPG | SE-2500WPG | SE-3000WPG |
ボイラ種類 | 小型ボイラ(多管式貫流ボイラ) | |||
最高圧力 | MPa | 0.98 | ||
換算蒸発量 | kg/h | 2,000 | 2,500 | 3,000 |
ボイラ効率 | % | 99 | ||
制御方式 | 多位置制御・インバータ制御 | |||
燃料消費量:13A | m3(N)/H | 112.3 | 140.4 | 168.5 |
燃料消費量:LPG | m3(N)/H | 48.7 | 60.8 | 73.0 |
使用電源 | AC200V 3Φ 50/60Hz | |||
設備電力 | kW | 8.9 | 9.8 | 13.4 |
※性能表示は、公益財団法人日本小型貫流ボイラー協会の「ボイラー性能表示基準値」及び
「小型貫流ボイラー性能表示ガイドライン」によります。
ボイラ効率の計算方法は、JIS B 8222による。
蒸気圧力 :0.49MPa
給水温度 :15℃
給気温度 :35℃
燃料低位発熱量 13A :40.6MJ/㎥(N)
LPG(プロパン) :93.7 MJ/㎥(N)、46.4 MJ/㎏
LPG(ブタン) :118.9 MJ/㎥(N)、45.7MJ/kg
ボイラ効率の誤差 :±1%
燃料量(入力)の誤差:±3.5%
※給水温度は55℃以上での使用を推奨します。
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